冷たい鋏

呼吸する蛍光灯 濡れしきったタイル
二人はいつも黙ったまま
愛の言葉は片隅で鳴りを潜めている

まるで密室エレヴェータ
どこまでも上がってく
望みはしないのに、
運命の女神は糸を滑らせたきり

僕等恐るべき子供達
眉も動かさずに
刃先当てましょう、
「愛してる」
さあ、笑ってごらん、
君の頬に手を這わせて

息を止めた燈り 濡れたままのタイル
二人はいつも黙ったまま
愛の言葉は歪みきって舌先で途切れる

まるで密室エレヴェータ
どこまでも下がってく
望みはしないのに、
運命の女神は糸を揺らがせたきり

僕等恐るべき子供達
空回りの糸に
刃先当てましょう、
「さようなら」

僕等恐るべき子供達
眉も動かさずに
刃先当てましょう、
相死てる
さあ、笑ってごらん
君の頬に手を這わせて

2013.12.18 |  Song |  緋衣那 充希

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